iPad電子教科書に反対する13の理由

今日の日経の以下の一文を見て、勘違いする人が出るんじゃないかと思って書いておく。
ちなみに自分はiPadを愛用している経験を踏まえての発言で、出版関係者でもなんでもないただのIT系サラリーマン。

7月14日付朝刊 社説 携帯端末の制限解除で世界に打って出よ
http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE3E3E2E3E2E2EBE2E3E6E2E5E0E2E3E28297EAE2E2E2;n=96948D819A938D96E38D8D8D8D8D
アイパッドは電子教科書など様々な用途が期待されているが、」

誰が期待しているんだ。教育関係者の方々、iPadあげるから教科書あげないなんて早まった行為は、やめてください。

1.ページ送りが遅い。画像多いと重い。
2.パラパラできない。描画も処理も速度が遅い。紙のように、とは行かない。
3.タッチの誤認識がある。手が乾いてると反応したりしなかったり。ちょっと手が触れただけでページ送り。仕組みが分かってないととまどうのは確実。
4.見開きだと字が小さい。結局拡大するのがめんどくさい。
5.画素数が少ない。細かい字がつぶれる。最近の高密度画像のデカいパネルにして欲しい。
6.画面が狭い。A4サイズの見開きとか無理。文庫レベル。あと、複数の資料を同時にみれない。
7.書き込みがクソ。速記できないし、タッチパネルの仕様上、細かい字が書けない。タッチペン使って解決とかできない。
8.付箋見るにもひと手間かかる。ページを全画面表示してたらいちいちメニュー入る必要がある。
9.マルチタスクでない。折角パソコンなのに電卓と資料を同時にみれない。資料も複数同時に見れない。
10.重い 。一冊と考えると教科書3冊分はあるのは重い。
11.滑る。膝に置きにくい。たてかけにくい。
12.置きにくい。背面が丸みがあってぐらぐらする。
13.パッドにならない。iPadという名前のくせに上に紙置いてペンで書いたら、タッチパネルが反応。ある意味普通のパッドより退化。

紙やパソコンでは表現できないことが表現できることは認めるけど、紙のように使うのはまだまだ無理。補助教材として使うレベル。あったら楽しいのは確実だけど。